サラリーマンからの後継
大手家電メーカーで、当時のヒット商品でもあった部品を担う部署にいましたが、父親が始めた農業を、20年前に後継しました。
主にハウス栽培で、アスパラ、小松菜、ほうれん草、水菜、にんじんなどを作っています。
白菜漬けは15年前に、奥さんが手伝うようになってから、本格的に始めました。
今では、息子夫婦と家族4人で経営しています。
思うこと
農業で大変だと思うのは、努力ではどうにもならないこと。
どんな対策をしても、いのししも賢い(笑)
予想を超える天候や自然環境がある。
これは、人間の努力ではどうにもならないと感じます。
それを乗り越えて、喜びを感じるのは、「対価を払って自分たちの商品を相手が買ってくれた時」です。自分たちの作ったものを認めてもらってお金になる。
時々対面販売のイベントに参加すると、直接お客さんから、「美味しかった」と声をかけていただき、その場で買って下さる。その瞬間が何より嬉しいですね。
その土地ならでは食べ方
いずみ農園自慢の白菜漬けは、長年使用している樽に染み込んだ乳酸菌が発酵し、大手メーカーでは作れない繊細な味付けとなります。
独特な味わいの白菜漬けは、口コミで広がっていきました。
漬物は洗わず食べるものもありますが、いずみ農園の白菜漬けは、しっかり発酵しているので、洗って食べて下さい。
また、この三次地域で昔からどこの家庭でもやっている食べ方は、「煮た漬物」。
①水につけて塩抜き
②醤油・調味だし(いりこなど)で煮る
これが旨いんですよ!白菜漬けに塩味が染み込んでいるので、味付けは薄めに。