農地を荒らす竹を有効利用
平成22年から、里山の竹を整備する事業を補助を受けてはじめました。整備した後の竹の間伐材を粉にして利用できないものか。野菜や果実の栽培で利用されているの事例はあったけれど、米栽培ではどうか?
独自の技術で牛堆肥と混合し発酵させて竹堆肥を作りました。それを田んぼに散布します。
こうして土作りからはじめました。
今では田んぼ1枚づつ、土壌分析をして、年に2回各田んぼをまわって栽培記録をとり、何が過不足なのかを調べて平均した土壌になるように改良をしています。
里山整備も竹堆肥も労力が要り、大変ですけど、美味しいお米を作るには、とにかく土づくりが大切ですから。
食味計で基準をクリアしたものだけが、「里山の夢」
専用の分析器(食味計)で、アミロース・タンパク質・水分・脂肪酸度を測定して算出します。日本産は65点が標準、70点で80%の人が美味しいと認めると言われますが、我々の「里山の夢」米は、通常で80点以上、プレミアム米では85点以上と高基準を設けています。
基準以下のものは、「里山の夢」としては出荷しません。
本物の美味しいお米をお届けするためにも。
そして平成24年度の「大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト」では、日本一に選ばれました。
目標は60人で60ha
現在は30名がこの「里山の夢」米の栽培をしていますが、倍の60人で60haを目指しています。行政と農協が一体になって取り組み、産地ブランド化のいい事例になりたい。地域活性化の起爆剤になりたい。そう思って取り組んでいます。
この「里山の夢」米は、真空パックでお届けするので、通常よりも品質劣化が少ないのも喜ばれます。精米したお米はあまり長くおけませんからね。袋を開けなければ、すぐ食べられなくても大丈夫ですよ。
冷めても美味しいのが自慢ですので、おむすびは塩をつけなくても、ウマい!
割りとあっさりもしているので、寿司飯としても好評です。