エルバステラという野菜を知っている人が
どれくらいいるでしょうか?
イタリアでは肉料理や魚料理をはじめ
サラダやピザなどに当たり前に使われているイタリアンハーブです。
エルバステラという名前は、イタリア語で「星の草」という意味。
見た目が少しユニークで、上から見たら星のような形をしています。
また、葉先のギザギザはまるで鹿の角のような見た目から
英語では「鹿の角」という名前が付けられています。
食べた時の特徴は、シャキシャキとした食感で歯切れがよいこと。
味は、商品名の通り「草原の香り」。ハーブのような感覚で
料理の添え物に使って欲しい。
また、色も鮮やかで、「映える料理」のアクセントとしておススメ。
これまで味わったこことのない食の楽しみとして提案したい!
生産者の宮脇さんは話します。
「エルバステラを大規模生産しているところはないだろう」
日本で唯一エルバステラの種を扱う種苗会社の方から教わった話です。
「誰もやっていないものを!」
宮脇さんは、常にヒットにつながる種を探しています。
「珍しいから」、「誰もやっていないから」
栽培のきっかけはこれだけではありません。
ピンと来たのは、日頃のこんな経験から。
「イタリアンサラダ」と書いてあるのに
入っている野菜は、水菜やリーフなど日本の野菜ばかり。
食べることが好きで、レストランなどに足を運ぶたびに
度々感じていました。
身近で本場イタリアの食材が手に入れば、それを扱うことが
「差別化」につながるのではないかと考えました。
また「この野菜知っていますか?」という風に
お客様とコミュニケーションが生まれるような商材にもなる!
新しい挑戦はスタートしました。
商品のその先、お客様との会話まで思い描くことができる宮脇さん。
理由があります。
前職は、パン職人。10年以上に渡りパン屋を営んできました。
多くのパン屋から選ばれるためには、差別化が必要。
お客様のハートをいかに掴むことが大切か、苦労や経験を重ねてきたのです。