クリーンカルチャーという組織は、平成3年4月に水耕栽培研究会として7名(7戸)で発足しました。
年間を通じて安定して野菜生産ができ、無農薬栽培を追求して研究調査を行い、独自の水耕栽培システムを開発しました。
翌年7月にJAたかたクリーンカルチャーグループを設立して、「青ねぎ」の生産開始となりました。
クリーンカルチャーグループとしては、農業が事業として成り立ち、多様化する消費者動向と流通の大量・敏速化に対応し、継続できる組織システムの構築を目指してこのグループが誕生しました。
広政さん:平成15年にサラリーマンを辞めて帰ってきたとき、父もクリーンカルチャーグループの一生産者として青ネギを作っていましたが、グループの研修生として2年間勉強してから生産者になりました。後継ぎという意識はなかったんですが、当時のサラリーマン生活では食っていけなかったこともあります。
上田さん:兼業農家の家庭で育ちましたが、必然的に農業しかなかったんだと思います。農業高校を出て、大学の農学部へ進学して、農業機械メーカーへ就職しました。その後
グループに就職して会社員として農場長をやっていましたが、今年独立して就農しました。
現在は19名で楽しい職場環境を心がけてやってます。60才以上が7名で、あとは30代から40代の若手が中心です。加工所や農場を含めると約200名がグループにいます。