26歳の時に、家業の工務店を継ぐために戻ってきました。
父は工務店と兼業で、3haの田で水稲をやっていました。
しかし工務店の仕事だけでは思うような収益にならず、農業を本格的にやろうとしていたところ県から過疎化支援の補助があったので、近所の農家さんも含め声をかけ20haの圃場を集約しました。現在は35ha
本音は、米栽培を専門でやりたいのですが、単価が安定せず、中々難しいのが現状です。
家族と、従業員9名で栽培をしています。
農業をはじめてつくづく思うのが、「人が大事」ということです。
何事もそうですが、人がいなければ何もはじまりません。
農業は土が大事とも言われますが、人がいなければ土地も耕せないし、栽培もできない。
人がいなければ、土地も荒れ、荒れた土地には人も集まらない。
人こそが地域を守り、農業を継続できることだと思います。
私は1度実家を離れたからこそ、神石のいいところを改めて感じることができています。
日本人はお米を食べなくなったよく言われますが、自炊をする人が減ったのだと思います。
でも、その分、外食やお弁当などの中食市場では、お米を食べる人は減っていない。
自分たちが作ったお米を食べてもらえるような販路を目指していきたい。
今後は、一緒に農業ができる仲間「人」集めと、県内・首都圏への販売拡大が目標です。