世羅大豊農園は、広島県世羅郡世羅町の中心部に位置しています。総面積80ヘクタールのうち、梨園は40ヘクタール。松林に囲まれた自然豊かな土地で、環境に配慮した農園で生産を行っています。
世羅大豊農園のある世羅台地は、標高が450mで寒暖差も大きく、糖度の高い高品質な梨の栽培に適しています。
梨は、袋をかけずに栽培する「無袋栽培」をしているので、太陽の光をいっぱい浴びて育ち、甘くて瑞々しい梨に育ちます。果汁たっぷりなので、夏場の水分補給にも最適です。
梨が“おいしく育つ環境づくり”には、いくつかのポイントがあります。ひとつは、土の状態を把握し、根っこが健康に伸びていく土づくり。次に樹を健康に保つ、樹の管理。梨の花が順調に育っていく環境づくり。
そして、美味しい梨に育つための果実の管理。どの段階にあっても、常にスタッフが目を光らせ、梨がより良く育つ環境づくりを手助けしています。
また、散布する農薬を少なくするため、フェロモントラップの活用を拡大し、減農薬にも務めています。
近年では防蛾灯を蛍光灯から、順次、LEDに切り替えており、環境、省エネに配慮した取組も行っています。
選果については、最新の選果機と光センサーを導入し、人間の目だけでなく、機械による選果を行うことで、大きさ、内部の状態、糖度などを的確に判定、選別し、品質の良いものを選びお届けできるよう心掛けています。