高校生の頃からの夢のひとつ
15年前結婚をきっかけに日本にきました。
農業をはじめる5年前までは、全く違う仕事をしていましたが、自分が高校生の頃、グループで将来のことを話し合っていた職業の中のひとつに農業はありました。
父も農業で自分たち兄弟を育ててくれ、大学まで行かせてくれたのも大きなきっかけでもあります。
5年前、広島市の活力農業の研修を受けて、この鈴張地区で農家として独立しました。
「農業がなかったら何を食べる?」
とある研修センターで見た、「農業がなかったら何食べる?」の言葉は多いに励みになっています。
栽培のメインは小松菜ですが、毎年品目を増やしていっています。
新しい品種栽培は、60代以上の方が特に、「こんな野菜はじめて食べた、美味しいね」と喜んでくれます。食べ方も一緒に考えてくれたり、教えてくれます。
取引先のスーパーさんからも応援してもらってます。
今年は応援登録商品にもなっている、青唐辛子『牛角大王』の栽培も増やす予定です。
資金繰りや雇用など大変なことも色々ありますが、支えて下さる方がたくさんいるので頑張れるんだと思います。
地域に貢献したい
御縁あって移り住んだ安佐北区鈴張地区は、中山間地域で高齢化や過疎化問題も深刻です。
中国から日本で農業がしたいと望む人たちの育成やパイプ役など、法改正によって今後できることは積極的にやっていきたいですね。
そして、この地域に永住できるような雇用環境を作り、人が集まり交流できるイベントなども開催して、お世話になったこの鈴張地区に貢献することが今後の目標です。