大学在学中に漠然と「田舎暮らしがしたい」と思い、自分探しをするために1年休学しました。その期間、地元の大規模農園で働きました。
当時は選科場での作業ばかりで、圃場にでることはほとんどありませんでしたが、それでも楽しいと思える毎日でした。
農業へのスタートはここからです。
大学卒業後、関東の農業法人に就職。
28才のとき戻ってきて、休学中お世話になった農園に再就職。
その後、広島市の活力農業研修を受け、独立しました。
独立当初は、小松菜を市場出荷していました。
しかし様々な現実を目の当たりにして、疑問を感じることもありました。
運よく契約販売ができるようになったころ、お客様からの要望で水菜の栽培をはじめました。すると、日持ちや棚持ちがいいととても褒めていただいたのです。
基本的に水菜はサラダで使われることがほとんどなので、色味として赤茎野菜やスイスチャード、ピリッとした食味が楽しめる葉物野菜を作ってみたところ、サラダ野菜セットでの取引が増えていきました。
セット販売は計画的ではなく、ふと思いついただけだったのですが、今では県内外の飲食店様からたくさんのオーダーをいただいています。