職人からの転職
内装業をやっていましたが、腰を痛めて2か月間入院しました。
ちょうどその少し前にとあるセミナーで、きくらげが体にいいという話を聞いており、
入院している間、色々考えました。
農業の衰退、後継者不足、ミネラルが少ない食生活、F1種の危険性など。
サプリなどに頼らず食物だけで健康にはなれないのだろうか。
体力的にも内装業に限界を感じていたこともあり、転職への一大決心。
奥さんに相談したところ、すんなりOKでした。
奥さんも同じように思っていたのです。
広島市内の住宅地でできること
地元は川内地区は、代々続く広島菜産地。
昔はうちでも畑で栽培していました。
今では、畑がどんどん住宅地になり、広島菜栽培もかなり減少しています。
母が自家消費用に作っていた野菜畑があったので、そこにハウスを建て、興味のあったきくらげ栽培を始めました。
きくらげは体にいいことはもちろんですが、においがほどんどないことも、この場所ではじめることになったきっかけです。
重労働でもないので、今は夫婦二人で試行錯誤やっていますが、いずれは、子供たちとも一緒に栽培できるようになりたいですね。
温度管理が重要
本来はきのこに負荷がかからない栽培も大切だと思いますが、年間を通じて安心安全な国産きくらげを食べていただきたいので、ハウスの温度や湿度の調整をしながら栽培しています。
まだ就農1年生なので、手探りなことはたくさんありますが、話しかけたり、手をかけたり、よく見てやったりすれば作物は答えてくれる。
呼吸をしている=生きている。
温度や湿度がきくらげにとって快適であるよう、子育てのように丁寧に丁寧に栽培していきたいと思っています。